6.顎のゆがみ・顔のゆがみ・顎の変形
顎関節症になると、多くの方は顎がゆがんできます。
その状態が長期間続くと顔全体がゆがみます。
特に噛み癖がある方に顎も顔もゆがんできます。すると、口角の高さが左右で異なってきたり、
目じりの高さや耳の高さも左右で異なってきたりします。通常はよく噛む方の高角が上がり、目じりが下がります。
顎のゆがみや顔のゆがみが長期間そのままにしますと、顎の骨までが変形してきます。
痛みがなくとも、ゆがんだ状態で噛み続けるので、ゆがみが酷くなるのです。
すると顎関節症がなかなか治りにくくなります。
顎の変形は顎の骨自体がゆがんでくるものと、下顎頭という顎の関節部分が変形していくものとがあります。
一般に言われる「顎がずれている」というのは、顎の形が変形しているのではなく、
顎の位置がずれているだけですので、変形まではしていない状態を指します。
※顎関節症の症状は多岐に渡りますので、 思い当たる症状から順番にご覧下さい。