3.顎関節のクリック音・雑音
『顎関節の解剖と機能』に詳しく書かれていますが、 顎関節のクッション材として働いている関節円板(繊維性の軟骨)というものがあります。 この関節円板がずれることで、顎がスムースに開いたり閉じたりしなくなります。
クリック音とは顎を開いたり閉じたりする時に、顎の骨が、ずれてしまった関節円板に引っ掛かかり、
それを乗り越えるときに起こる「カクッ」や「ガクッ」といった音のことを言います。
音が大きい割には痛みがない方も多いので、顎関節症をちぇんと治さない方が多いのです。
また、顎関節の関節の凹凸がこすれる時に起こる「ザラッ」や「ミシッ」といった音のことはクレピタス音といいます。
顎の開閉時にクリック音やクレピタス音がなる時は、顎関節症なっているか、それともなりかけていると思っていいでしょう。
詳しくは『顎関節の解剖と機能』をご覧下さい。
※顎関節症の症状は多岐に渡りますので、 思い当たる症状から順番にご覧下さい。