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4.顎を開けるときに顔が後ろに動かないか

顎を開けるとき、顔が上を向くように首が後ろに少し倒れる(伸展する)場合があり、これを代償性運動と呼びます。


何かの動きをしようとして、その動きが出来ないと他の関節などを動かして動かそうとすることを代償性運動と呼びます。たとえば肩が上がらない四十肩の方は、無理に肩を上げようとすると、反対側に体を倒そうとします。これが代償性運動です。
顎関節症の場合、顎が開けにくいので首を後ろに倒すことで顎を開けようとするのです。


これを続けていると、首の後方の筋肉が委縮(縮むこと)し始めて、首が伸展したまま固定化してしまいます。すると顎が後ろに引っ張られるようになり、開けにくいまま固定化されてしまうのです。
また、このような場合、首の中間と下の部分は固定化され動きにくくなり、逆に首の上の骨はハイパーモビリティーといわれる「動きすぎる状態」になります。


すると首と頭蓋骨の境目は非常に不安定な状態になります。
この状態で交通事故などで後ろから衝撃が加わると、軽い追突なような交通事故でも重症のムチウチになることがあります。
首と顎はつながっていますので、ムチウチで顎の調子があるくなることもあり、顎関節症の方がムチウチになると、顎関節症が悪化する場合もあります。


顎を開けるとき、顔が後ろに動く原因として考えられるもの

  1. 首の後部の筋肉の委縮

    上記でお伝えしたように首の後ろの筋肉が委縮すると首が後ろに倒れるようになります。

  2. 腰が曲がっている、または猫背

    腰が曲がっていたり猫背になると、その反射で首の後ろの筋肉が萎縮して 顔を前に向けようとしてしまいます。すると首の後部の筋肉の委縮が始まり、首が後ろに動くことになります。

  3. かかと重心でつまに先体重がかかっていない

    つま先に体重がかからずかかとばかりに体重がかかると、脊椎起立筋の反射により首が後ろに引っ張られるようになります。

  4. 腹ばいで読みのもをしたりテレビを見たりする

    腹ばいで読み物をしたりテレビを見たりすると、腰は反り返り、首は伸展するような位置になります。この状態が続くと、首の後部の筋肉の委縮につながり首が後ろに引っ張られるようになります。


『顎を開けて首が後ろに傾く』


専門家が使う顎関節症チェックは以下の7つ

  1. 顎の中心が合っているか調べる検査
  2. 首が傾いていたり、回旋していないか
  3. 構音テスト
  4. 顎を開けるときに顔が後ろに動かないか
  5. 顎が三横指開かない
  6. 顎を開ける際に顔に力が入ってないか
  7. 口を開く際、下顎頭が前に出るか

 顎関節症に詳しい整体院グループ 


運営者 飯島淳


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