1.顎の中心があっているか調べる検査
上下の口唇小体があっているか?
上顎と下顎の中心が合っているかを診る場合、一般的には前歯の2本の中心を診ます。しかし顎関節症の専門家は上下の口唇小体を中心に診ます。
ちなみに上顎(じょうがく:うわ顎のこと)の口唇小体を上唇小体(じょうしんしょうたい)、下顎(かがく:したのあごのこと)の口唇小体を下唇小体(かしんしょうたい)といいます。
なぜ、歯で見ずに上唇小体と下唇小体で顎のゆがみを見るかというと、歯は少しずつ動きますので、斜めになっていたり、位置がずれていたりする可能性があるからです。
「えっ、歯は動くの?」と思われるでしょうが、ある一定の力をかけ続けると歯は動くのです。そのため歯列矯正が出来るのですね。
これらの理由のため、上顎と下顎の中心は口唇小体で行わないと、歯のゆがみで見誤ってしまうのです。2本の前歯の中心と口唇小体が合っている場合は、前歯の中心で診ることもできます。
『上唇小体』
『下唇小体』
専門家が使う顎関節症チェックは以下の7つ